京都の美味しいお店多目のページです。たまに愛しいニャンコ、好きな音楽や映画のお話も ^・・^v    私が死んだら鳥葬にしてほしい・・・。


by hanna1411
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母の誕生日

 母のお誕生日、仏壇にお線香は5本。
 父と母とニャンコ3匹の分。
 仏壇が置かれた部屋にはお線香の煙が立ち込めていた。
 でも、お線香の煙は好き。
 いつまでも飽くことなく、揺らぐ煙を目で追う私・・・。

 2年前にこの世を去った母は、16年前に死んだ父と逢えただろうか?
 去年、今年、と立て続けに、私の元から消えてしまったハナとクゥーとピッチは、大好きだった母を探すことができただろうか?・・・などと、取り留めの無いことをひとしきり考える。

 晩年、迫りくる老いを感じ、心細く感じていた母に、私はよくこう言ったものだ。
 「おかあさんは、85歳まで生きるよ!」と。
 「そうかなあ・・・?」心配性の母は、いつも不安そうに生返事をした。
 「絶対、大丈夫!私が85歳まで生きさせてあげるから」
 そう言いながら、私は小さくなった母の背中をそっと抱きしめた。

 私がずっとそばにいて、母を守ってあげるつもりだった。
 いや、実際、私は母を守っているつもりだった。

 16年前に死んだ父は入院させた日に死んでしまったけれど、“母だけは納得のいく死を迎えさせてやりたい”・・・ずっとそれだけを考えて、いつも最良の道を選んできたはずだった・・・。
 骨折で入院させて命を落としてしまうなんて、予想できなかった。油断していたのだ。

 思えば、私もそれなりの年月を生きてきた。
 きっとウソもいっぱいついてきた。
 でも、私は、一番大切な人に、一番大きな嘘をついてしまった・・・。 

 お母さん、ごめんね。

 85歳まで生きさせてあげられなくてごめんね。

 嘘ついて、ごめんね。

 ごめんね、お母さん・・・。


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by hanna1411 | 2010-11-14 11:14 | 亡き母のこと・・・