京都の美味しいお店多目のページです。たまに愛しいニャンコ、好きな音楽や映画のお話も ^・・^v    私が死んだら鳥葬にしてほしい・・・。


by hanna1411
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カテゴリ:愛しきハナ^・・^の想い出( 20 )

ハナの命日。 ^・・^

 今日はハナ^・・^の命日です。
 あれから、丁度、1年経ちました。
 1年前の今日のこと・・・刻刻と迫りくるくっきりとした輪郭の“死の影”が、それぞれの場面と共に、私の脳裏に鮮明に蘇ります。
 母が急逝してしまい、独りぼっちになったこの家で、私が精神を病まずに生きてこられたのは、温かく息づく小さな命のおかげでした。
“最後に残ったハナ^・・^が死んでしまったら、私はどうやってこの家で一人生きていこう・・・?”そう本気で恐れおののいていました。それほど、私にとって、ハナ^・・^の存在は大きなものでした。
 
 そのハナがこの世から去って1年・・・なんとかここで一人暮らしてきました。
 生き続けてさえいれば、真っ暗な世界にもぼんやりとした光が射してくることを改めて実感しました。どん底の精神状態からも、存在することを断ってしまわなければ、時間の経過と共に少しは浮き上がれることも身をもって知りました。

 去年の今日、私は最期にハナと握手をしました。
 まだ温かったハナが、最期の力を振り絞って、その小さな肉球で私の指をギュッ!っと握ってくれた感覚を、私は今もハッキリ覚えています。

 1年前、私はハナに「一人でも頑張って生きていくよ!」って約束したんやもん。
 今日は待ち続けていた約束が反古にされて、ちょっとヘコンデるけど(TヘTo)、頑張らないと・・・。

 そしていつか私がちゃんと自立できたら、保健所で殺されてしまう命を1匹でもたくさん、救うね。捨て猫だったハナがうちの大切な家族になったように・・・053.gif


 

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by HANNA1411 | 2011-02-27 13:30 | 愛しきハナ^・・^の想い出
 たくさんの方々からコメントやメールをいただき、ありがとうございました。
 お一人お一人のお心づかい、有難いことだと身にしみているところです。

 2月27日にハナがこの世を去り、愛おしいハナの姿が消えてしまうのが嫌で、1日延ばし、1日延ばし・・・ハナを火葬したのはお雛さんの日でした。
 3月3日はとても暖かな日でした。

 ハナと最期のドライブです。
 春の陽射しの中で、あんなに冷たかったハナの亡骸がだんだん熱を帯びてきました。そっと背中に手をやると、ハナの亡骸が温かく、本当にすやすやと眠っているようでした。朽ち果てていかないのなら、このまま置いておきたい・・・などと思ってしまいます。

 でも、命あるもの、いつか全て土に還る・・・それがこの世の鉄則です。
 私は少しでも焼かれてしまうハナに触れていたくて、左手をハナの身体にあて、誉められたことじゃないけれど、片手運転で・・・。
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 私の家から1時間ほどでしょうか。
 以前もご紹介した山の中に在る動物霊園です。 
 もっと近い所にも火葬してくれる場所はあるのですが、ゴミゴミした街中より、静かな場所で送ってやりたくて・・・。
 向こうに見える黄色い建物の中で火葬します。 
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 去年の8月の記事でご紹介したワンちゃん。
 “ラッキーくん”。
 捨てられていたそうで、拾われた時点で、“ラッキー”だということで命名。(というか、捨てる人間が諸悪の根源)
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 去年の8月にクゥーちゃんがこの世を去り、そのわずか3ケ月後に、クゥーの子供が、母親の後を追うように死んでしまいました。そして今回のハナちゃん。
 さすがに半年に3回も来ると、ラッキー君も顔なじみ?と認めてくれているようです。
 でも、哀しきお得意さまです。(苦笑)
 ハナが焼かれている間、ラッキー君と遊んでもらっています。
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 ハナです。
 愛おしい命は、骨になっても同じように愛おしいです。

 人は忘却の動物です。
 このハナの骨の在り様が、私の記憶から消えてゆくのが淋しく、写真の力を借りておきます。

 左の方が頭、手前が足です。
 ハナは18歳ですから、骨も少しもろくなっているようでした。
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 病気だった部分が黒いそうです。

 ハナは去年の11月に「腎臓病」と診断されましたから、この黒い部分が腎臓なのでしょう。
 ハナの骨を拾います。
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 小さな骨壷に入ったハナと、帰り道のドライブです。
 ハナはほんとに居なくなってしまいました。

 どんなに強がってみても、淋しさは拭い切れません。
 ハナの居ない家に帰るのは嫌やなあ・・・。
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by hanna1411 | 2010-03-03 23:11 | 愛しきハナ^・・^の想い出
 2つ前の記事でお話しましたように、動物病院が閉まる1時間前、7時に電話を入れ、これ以上、点滴を施すことはやめる道を選びました。

 2月27日、いつまで持つかわからない命を見守る私は、一瞬たりともハナから目が離せず、朝から何も食べていませんでした。夜、8時、“少し、おなかに何か入れておこう”そう思うことができた私は、簡単な食事をとることに・・・。テーブルに着き、味のわからないご飯を食べていました。
 本当にわずかな時間でした。ふと、気になって、テーブルの死角になっていたハナの姿を見ると・・・。
 伸び切った足が見えたとき、すでにハナの命がこの世から消えたことに、私はすぐに気がつきました。去年死んだ2匹の猫も、苦しそうに伸びをするように手足を伸ばして、ちょっと放尿して、そして息絶えました。ハナも同じように、伸びをしたような姿勢で息絶えていました。
 ちょっと目を離した隙でした。昨夜はほぼ徹夜で看病していたのに、肝心なときにこのザマです。情けない。ごめんね、ハナ・・・。

 それは2月27日午後8時20分のことでした。
 苦しまずに逝ってくれたことが唯一の救いです。

 結果的に、ハナにはもうこんなわずかな時間しか残されていなかったのですね。無理をさせて動物病院に連れて行かなくて良かった。友人たち、動物病院の先生、的確な助言をありがとうございました。
 
 写真は、2月27日午後10時54分。
 剥製のように硬くなってしまいましたが、ハナの身体はまだ温かかったです。

 6年間、ブログの中のハナを愛してくださった皆さん、ありがとうございました。ハナが焼かれてしまう前に、どうぞ、お別れしてやってください053.gif
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 母が消えてしまったこの家で私が一人で暮らしてゆくことができたのは、ハナのおかげでした。ハナが私の心の支えでした。でも、これで、本当にひとりぼっち・・・。
 ハナが生きていてくれる間に、しっかり自立しなきゃ、って思ってたのに・・・。
 逝ってしまうのが、ちょっと早かったよ、ハナ・・・。

 ネット上の間接的なおつきあいでしたが、ハナを愛してくださった皆さん、ありがとうございました。
 捨て猫だったハナ。
 半野良生活10年。
 うちの家族になって8年目。
 10年間、外で苦労したやろうから、その分、残りの10年、同じ永さの時間、うちで大事にしてあげたかったのに・・・それも叶わなくなりました。

 カメラを向けると、いつもじっとおとなしくカメラ目線を送ってくれたハナ。
 最期の最期まで、賢くて、おとなしくて、ほんまに可愛い猫でした。 
 大好きやったよ、はな・・・。
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by hanna1411 | 2010-02-27 07:30 | 愛しきハナ^・・^の想い出
 2月27日14:26分。

 身勝手な人間どもに捨てられ、保健所で殺処分される犬や猫が、もうすぐ自分が殺されるであろう運命を察知して、うつろな目をしてガタガタ震えているのと、或る意味同じく、犬も猫も、自分が人間に愛されていることを肌で感じる。例え言葉は通じなくとも・・・。
 
 昔から、私はハナを抱いていつもこう話していました。
 「お姉さんはねぇ~、ハナのことが好きで好きで、だ~い好きなんやで053.gif
 そうゆっては、いつもハナに頬ずりしました。(母は生前、私のことを、“ハナの姉”と位置づけしていたのです)(笑)
 いっぱいいっぱいキスもしました。ハナにとっては少々迷惑だったかもしれないけれど、自分が大事にしてもらっていること、愛されていること、何が起ころうと自分が見捨てられたりはしないことだけはしっかり感じていてくれたはずです。

 ですから私は、ハナのことをどれほど大事に思っていたか、最期の最期まで伝えよう・・・そう思ったのです。そしてハナがこの世を去る瞬間、必ず、私が側に居て、死ぬことは怖いことじゃない、って思わせてあげたい・・・。
 「大好きやで、ハナ。今まで、ありがとう」
 ハナが生きているうちにちゃんと伝えたい・・・痩せさらばえたハナの身体を撫でながら、幾度も幾度も、私は飽くことなく、同じ言葉を繰り返しました。
 何度繰り返そうとも、ハナへの愛情は尽きませんでしたが・・・。

 でも、私があまりにかまい過ぎて疲れたのか、ハナはこの中に入ってしまいました。
 もう、いつ息絶えてもおかしくないほどの体力しか残されていないのですから、少し静かに横になっていたかったのかもしれません。
 でも逆に私は、ハナの行動を見て少しホっとしました。死ぬ間際、私に対する執着心が強いと、別れが辛くなるばかりですから・・・。
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by hanna1411 | 2010-02-27 07:00 | 愛しきハナ^・・^の想い出
 お風呂場から出てきたハナは、お玄関のところのお客さんのお座布団の上に横になりました。
 7月27日午前7:26分のこと。
 猫は人間よりきれい好きです。新しいものや洗濯したてのものを見つけるとすぐにそこに乗りに行きます。
 きれいな来客用のお座布団もハナの落ち着ける場所のひとつだったのです。
 “どこでも、ハナの好きなとこに行きや・・・。”
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 その後、すぐにハナは、お隣の部屋に在るお坊様のお座布団に上に横になりました。
 今までから、このお座布団の上でも、ハナは時々、寝ていました。うちにお参りに来てくれはるお坊さんは気さくな方で、ニャンコがお坊さんのお座布団に座ることも許可してくれてはったのです。(笑)
 でも、猫というのは賢い動物で、そこに寝たら怒られる???と考え及びます。
 お坊様のお座布団に寝ているときに私に見つかると、ハナはいつもビックリしたように起き上がるのでした。賢くて可愛い猫でした。 
 “もう、誰にも気兼ねせんでもいいんやで、ハナ。好きなだけ、そこで寝ときや・・・”
 私は骨骨しくなったいたいけなハナの後姿に、そう心の中でつぶやくのでした。
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 2月27日のお昼です。まだ、ハナは頑張って生きていてくれます。
 いつも私と一緒に居た居間で横になっています。 

 もう意識も朦朧としているだろうに、「はな」と呼ぶと、ハナはシッポをパタンと振った。
 元々、あまり鳴かない猫だったけど、声を出す気力などとっくに失せていた。

 この日の朝、消えてしまうと思っていたハナの命は続いていました。そのことが私に“迷い”を生じさせました。
 生きる力がまだ残されているのなら点滴に連れてゆきたい・・・。
 動かすこと自体、ハナにとってはしんどいことでしょう。慣れた動物病院とは言え、車に乗せて外に連れ出すことは精神的な苦痛も与える。
 でも、点滴の栄養は1日分だけですから、今日、動物病院が閉まるまでに連れて行かなければ、もしかしたらまだ続く命が明日まで持たないかもしれない・・・。
 悩みました。自分だけの考えでは答えが出せず、私は信頼できる友人数名に「もし、私の立場だったらどうする?」とメールを送りました。
 “気持ちはわかるけど、もうゆっくりさあせてあげれば・・・?”おおよそ、友人たちの答えはそういった方向でした。ええ、確かに・・・。
 最後に、いつもお世話になっている動物病院の先生に電話しました。それは動物病院が閉まる1時間前、午後7時のことでした。
 先生の意見も、友人たちと同じように、「動かしてしんどい思いをさせるより、もう家で見守ってあげたほうがハナちゃんのためでは・・・?」と、言われました。 
 「はい、そうします・・・」素直に納得できたのは、それほどハナが弱っていたからでした。
 “動かすと逆に死が早まるのでは・・・?”それも怖かったのです。
 ですが、その考えを受け入れるということは、イコール、“後は死ぬのを待つだけ”という現実を意味していました。
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by hanna1411 | 2010-02-27 06:45 | 愛しきハナ^・・^の想い出
 2010年2月27日・6時55分。

 もうふらふらの状態なのに、立ち上がろうともがき始めたハナ。
 だが、後ろ足がもつれて立ち上がる力はすでに無い。
 後ろ足を立たせてやると、ハナはどこかに行こうとするも・・・自分が思うようには動けない。
 「どこ行くの?」
 暫くすると、ゆらゆら揺れながら立つハナのおしりの辺りから、少量の尿が流れ出した。
 全ど何も口にしていないのに、それはとてもきれいなおしっこだった。
 「そうか・・・トイレに行こうと思ったのか・・・」
 「いいんやで、ここでおしっこしても。すぐにきれいにしてあげるから・・・。」
 命も尽きようかとしている、そんなしんどい状態なのに、まだ律儀にもトイレに行って用を足そうとする。
 人間なら、とっくにオシメのお世話になっているだろうに・・・。
 人間なんかより、よっぽど律儀で健気である。

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by hanna1411 | 2010-02-27 06:30 | 愛しきハナ^・・^の想い出
 ハナは死ぬ間際でもお風呂が大好きです。
 
 今、私の指をギュッ!っと握ってくれています。ハナはすでに、座っている力さえ失せているというのに、本当にギュッ!っと力強く、私の指を握ってくれているのです。
 明け方、お布団の中でそのまま冷たくなってゆくのかと覚悟していたのに、自分の力でお風呂場まで歩き、そして、今、私の指を握ってくれています。ハナと最期の握手です。

 “今、ハナが私の指を握っていてくれる、この小さな命の力強さを忘れまい。これからどんなに辛いことがあったとしても、ハナが最期の力を振り絞って私の指を握っていてくれる、この瞬間を想い出そう”
 その刹那、私はそう心に誓っていました。
 ありがとう。ありがとう、ハナ。 ^・・^
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by hanna1411 | 2010-02-27 06:15 | 愛しきハナ^・・^の想い出
 2010年2月27日午前3時半です。
 昨夜は座っていたのに、今夜のハナにはもう座り続ける力はありません。
 それでも、昨夜が最期かと思っていたのに、もうひと晩、ハナと一緒に居られてうれしい・・・。
 ハナが一人淋しく逝ってしまわないように、今夜も寝ないようにしないと・・・。

 いつもハナは私の腕枕で眠っていました。。
 1.7キロまで衰弱していたけれど、上半身を預けてくれるハナの身体の重みは、ずっしり、愛おしさと儚い幸せを感じさせてくれます。

 午前5時・・・ハナと私は同じ枕で横になっています。
 ハナと顔をくっつけて寝ます。ハナのほんのりあたたかな寝息が、私の頬にかかるのです。これが最期となってしまう幸せなひとときなのでしょう

 今、確かにハナは生きていて、多分、もうすぐその命は消える。冷たく、硬くなってしまうのだ。
 もうそろそろ最期の瞬間が迫っているのだ・・・私はそう感じていました。
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 午前5時55分。
 まだ暗い明け方のこと・・・ハナはやおら立ち上がり、ごそごそといつものように私の頭の横を通って、布団から出て行こうとしている。
 “ハナ、まだ、そんな元気があったの???”
 私はちょっと心が明るくなった。
 まだ、夜の続きの暗い明け方、このままハナが布団の中で動かなくなっていくのは、あまりに辛すぎた。
 私もゴソゴソ布団から起き出し、ハナの後に付いていくと、ハナはまた大好きなお風呂場に行った。
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by hanna1411 | 2010-02-27 06:00 | 愛しきハナ^・・^の想い出
 2010年2月26日23時39分のハナです。
 辛いですが、もうすぐハナの命は消えるでしょう。
 その前に、ハナの意識がハッキリしている間に、ちゃんと話しておいてあげないと・・・。
 ハナが大好きだった母の遺影を見せます。
 猫の記憶力とはどれくらいのものなのでしょう?もう2年半ほど、母の顔を見ていないハナ。(それ以前の問題で、猫は写真に写る人間の顔を認識するのでしょうか?)
 「向こうに行ったら、お母さんがハナのこと待ってるから、お母さんのこと探して、お母さんのところに行くんやで・・・。お母さんの顔、覚えてるか?ハナ・・・」
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 私は“命あるもの皆、死んだらおしまい”だと思っている。この私も死んだらおしまい。息の根が止まれば、単なる物体に過ぎない。誰のことも助けられない・・・どころか、自分の亡骸すら処分することができない無力な物体。
 母も死んで物体となり、焼かれて骨となった。死ぬということは、そういうこと。
 “あの世”も“天国”も無ければ、“生まれ変わり”も無い。たった1度だけ生まれて、たった1度の自分の人生を生き抜き、そして、たった1度だけ死んでゆく・・・。それ以上でもそれ以下でもない。

 そう思っているはずなのに、死にゆくハナに「お母さんのところに行くんやで」なんて言うのは、我ながら矛盾している。
  そんな風に思わなければ、“死”という現実と直面することに、弱い人間の心は耐え切れないのかもしれない。
  “天国”も“生まれ変わり”も、遺された人間がより楽に生きてゆくために考え出したものなのだろう。

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by hanna1411 | 2010-02-27 05:45 | 愛しきハナ^・・^の想い出
 明けて2月26日、昨日に引き続き、ハナを病院に連れてきました。
 “ハナの容態が回復する”、などという甘い夢など見ていません。もう時間の問題なのだと、覚悟はしています。
 勿論、苦しんでいるのなら、無理やり長引かせるような真似はしませんが、苦しんでいる様子は無いのです。ならば、出来ることは何でもしてやりたい。人間の力で1日でも長生きさせてやりたい。そう思うのが人情というものでしょう・・・。

 「“血管点滴”と“皮下点滴”、どちらにしますか?」と、医者に迅かれました。

 皮下点滴はわずかな時間で点滴を猫の体内に注入できます。すると、栄養がらくだのコブのように猫の身体の中にでき、それが時間と共に徐々に使われてゆくのです。
 血管点滴の方が有効なようなのですが、血管点滴だと、24時間ずっと点滴を続けなければならない・・・つまり入院させなければならないのです。

 数年前、当時、ハナと同じように可愛がっていてチーちゃんという猫を、動物病院の酸素吸入器の中でひとりぼっちで死なせた経験があります。なんとか助けたい一心で入院させていたのですが、結果的に寂しい死を迎えさせてしまい、私はひどく後悔しました。チーは、どんなに住み慣れた家に帰りたかったことでしょう・・・。
 ですから、ハナは必ず、家で、それも私の腕の中で死なせてやりたかったのです。
 私は迷わず、すぐに家に連れて帰れる“皮下点滴”を選択しました。
 
 「さ、ハナ、一緒にお家に帰ろうね・・・」
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 昨日も病院の帰り、いろいろ、買って帰ってきましたが、勿論、自力で食べるはずもなく、無理に口に入れようとしても嫌がるだけなので、栄養は点滴に頼り、後は、喉が渇いて苦しまないよう、口が渇かないように気をつけます。
 衰弱はしているけれど、味覚は感じるかもしれない。そう思って、びんちょうまぐろを買ってきました。
 いつもおかずがお刺身の時は、ハナも一緒に食べました。母などは、お寿司を食べる際、ネタをハナにあげて、自分はシャリだけ食べていました。(笑)「人間はなんでも食べられる」と言いながら・・・。
 びんちょうまぐろならやわらかいし、ほんの少しやれば、喉を詰まらせたりはしないでしょう。ホントはハナの好物の海老を食べさせてやりたいのですが、消化が悪いのでやめておきます。
 猫の牛乳も買ってきました。人間の牛乳で下痢してしまうと、せっかくの点滴が水の泡ですから・・・。牛乳を人(猫)肌に温めて、蜂蜜で少しでも栄養を足します。
 飲み込む力も衰えているでしょうから嚥下すると怖いので、スポイトではなく清潔なガーゼに含ませて、口を湿らせる程度、1滴、2滴・・・ほんの少しづつ、舌に流しました。
 死んでゆくにしても、喉が渇いたらしんどいよね、ハナ・・・。
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 相変わらず、ハナはお風呂が一番落ち着くようです。 
 少しでも水分を摂ってほしくて、ハナの興味をそそるために水を出しっぱなしにしているのですが、もう、今までのように自力で飲もうとはしません。
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 きっともう、しんどくて意識も朦朧としているのでしょう。それでも何か刺激を与えたくて、お花の匂いをかがせました。
 猫は草が大好き。植物の“緑の香り”は、ハナの意識に刺激を与えてくれるかも・・・そう思って買ってきた花束です。
 「ハナちゃん、ほら、菜の花やで。いい匂いやろう?もうすぐ春が来るんやで・・・」
 そしてハナは、ちょっと、その緑の匂いに興味を示してくれたのでした。
 ハナは今、確かに生きています。
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 2月26日夕刻です。
 とうとう、ハナは、座っている体力が失せたのか、横たわってしまいました。
 ほんまにしんどいんやね・・・。
 私は成す術もなく、ただハナの様子を見守ることしかできませんでした。
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by hanna1411 | 2010-02-27 05:30 | 愛しきハナ^・・^の想い出